感情移入のできる子どもに育てよう

我が子には人を思いやることのできる人間になってほしい、これは大抵の親が子どもに願うことではないでしょうか。思いやりとは相手に感情移入することです。つまり、相手の立場に立って物事を考える能力です。この能力は、子どもが自動的に身につけることができるものではありません。他の人の感情を理解する能力は学び取る必要があるものなのです。たとえば以前のニューヨーク・タイムズ紙にはある州立大学の教授のコメントとして「虐待されてきた子どもは、他の子どもの苦しみに感情移入できないことが分かっている。彼らは悲しんでいる子どもを目にすると、何もしないか、またはその子どものことを怒鳴ったりする」と述べています。他方、感情的必要が満たされている子どもは、他の人の感情に反応しやすいことも分かっています。つまり親は感情的な安心感を与えると同時に、他の人の感情を理解する仕方を子どもに教えてあげなければいけないのです。思いやりとは自然に身につくものではないということです。